クラウドファンディングに挑戦!!

2020年から続く”新型コロナ騒動”で移動販売をメインにしている当店も大ダメージを受けました。

当店の後ろには、地産地消やオーガニックなどにこだわる私をサポートしてくれている、生産者さんたちがいます。

南伊勢町”友栄水産”のみなさん

当店の経営が厳しくなるという事は、同じようにその生産者さんたちも厳しいという事です(もちろん、当店だけが取引先ではないでしょうが、皆さん大変そうです)。

そこで、当店の存続や家族の生活を守る事ももちろんですが、ここまで一緒にやってきた仲間たちの生産現場を守る為にも、新商品の開発に着手しました。

その名も

”Pasta Felice”

です。

直訳すると

”幸せのパスタ”

です。

これは、少ないお水と小鍋一つで簡単に美味しい本格的な無添加パスタが出来るという

”インスタントパスタ”

になります。

三重県の補助金を使って春先から開発していて、やっと”完成間近”という所で当店の資金が切れてしまいました(補助金は開発費という事で、この先のフォローは無いのです)。

そこで、今回は

CAMPFIRE

を使っての

クラウドファンディング

に挑戦する事になりました。

まだまだ大変な時期が続く中、私事のお願いばかりで恐縮ですが、是非とも皆様のお力をお貸し頂けないでしょうか?

ご支援いただいた方には、心ばかりのリターンもご用意しています。

詳しくは、CAMPFIREの当店のプロジェクトページに記載しております。

https://camp-fire.jp/projects/488333/preview?token=1k2e5gf2

こちらのページは申請中の本プロジェクトがスタートする9/24(金)までの限定公開となります。

是非お立ち寄りください。

Pasta Feliceの面々

実際のご支援は
https://camp-fire.jp/projects/view/488333

こちらのページで9/24(金)からスタートになりますので、それまでもう少々お待ちください。

この苦難を皆様と共に乗り越えられることを願っております。

よろしくお願いします。

イタリア料理 il Vivo 店主 細川哲幹

シェフのつぶやき 家庭で美味しいパスタを作る6つのコツ

日本ではすっかりイタリア料理が定着しましたね。

中でも子供から大人まで大好きなのが、

パスタ料理

ですよね!

そんなパスタ料理を、イタリア料理歴30年(くらい)のイタリア帰りの私 “シェフ” がご家庭でも簡単に美味しく出来ちゃうプロのコツを呟いちゃいます。お気軽にどうぞ‼︎

イタリア料理il Vivoのパスタソース

目次


1.プロが使うパスタ選びのコツ

一言でパスタと言っても膨大な数の種類とメーカーがあります。その辺の細かい選び方や食味などは別の機会に詳しく呟きたいと思います。

日本でパスタと言ったら先ずスパゲッティですね。スパゲッティも太さによって名前が違ったり、相性の良いソースが違ったりと様々。

分かり易い違いとして、生パスタ乾麺がありますが、イタリアでスパゲッティを好んで食する南イタリア(ナポリの方)では乾麺が多いです。日本でも殆ど乾麺ですね。

稀に生パスタのスパゲッティもありますが、全く食感などが違うので、その紹介はまた別の機会に。

イタリアでは乾麺の材料は“デイラムセモリナ100%”と決められていますので、そこはどのメーカーの物を選んでも変わりはないと思います(品質の良し悪しはあると思いますが)。

そこで違いが出てくるのは

パスタの製造工程

です。

通な方には知られている情報ですが、スパゲッティは捏ねた生地をトコロテンの様に押し出して作ります。

(小麦粉と水等で捏ねて出来た生地の事を総称して“Pasta “と呼びます。なのでお好み焼きやクレープなどもパスタと呼べます)

その時に、押し出す穴の開いた型を”ダイス“と呼びます。

このダイスが大事なんですね。

テフロンダイス

ブロンズダイス

の2種類があります。

テフロンは、最近フライパンなどの材料に使われているので、もう聴き慣れていると思います。

いわゆる、くっつきにくいダイスです。

なので、出来上がったパスタの表面もツルツルの滑らかな仕上がり。

代表的なメーカーで言いますと

バリラ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

バリラ スパゲッティ No.3(1kg)【バリラ(Barilla)】
価格:375円(税込、送料別) (2020/4/5時点)


等があります。

一方、ブロンズとは”銅“です。

昔ながらのダイスで、テフロンに比べると押し出す時に抵抗がある分、表面がザラザラに仕上がります。

代表的なメーカーだと

ディ チェコ


ですね。

どちらも日本のイタリアンレストランでよく使われているビッグメーカーです。

もちろん、どちらも美味しいので、簡単に特徴を説明しましょう。

テフロンダイス

ブロンズダイスに比べ、硬く、滑りが良い為ダイス自体に耐久性があります。その為、新しいメーカーや格安のメーカーが使っている事が多いです。

デュラム小麦の品質や、パスタの乾燥方法にもよりますが、比較的硬めの食感。

表面が滑らかな分、チュルチュルっとした食べ応えはこちらの方があります。

ブロンズダイス

テフロンに比べると材質が柔らかいので、ダイス自体の耐久性が低いです。なのでメーカーも管理が大変で、ダイスの交換を余儀なくされます。

前に、新宿のレストランで使っていたナポリの

Tamma


というメーカーはロットが変わると茹で時間が若干変わるほど麺の太さに違いが出ます。それくらい「ダイスが減るのが早い」とメーカーの人が言ってました(味は素晴らしく良かったですが)。

では、何でこの扱いにくいダイスを使っているのかと言うと、この表面のザラザラにソースが絡み付くので味が乗り易い利点があります。

実際、ブロンズダイスを使っているメーカーは大手よりも昔ながらの伝統的手法にこだわったメーカーさんが多いです。

なので、若干お値段も高くなりますので、その辺は皆さんのご判断で…

因みに私は、ブロンズダイスのパスタを好んで使います。特に

ディ チェコ

は比較的安価だし、手に入れ易いのでよく使います(より美味しいパスタもあるのですが、やはりお値段が…)。

テフロンダイスか、ブロンズダイスか、だけでは決められないですが、ひとつの目安として覚えておくと良いですよ。

見た目でも違いが判りますのでご参考に。

見た目がツルッとしていて、少々表面の色が暗めのブラウンっぽいのがテフロンダイス

表面に白っぽく粉が吹いているようで、ザラッとしていて、明るめの黄色っぽいのはブロンズダイスです。

ま、例外もあると思いますので、あくまでご参考にに。

お湯を沸かして茹でていきましょう

奥伊勢の素材で作ったご当地パスタソースです

Pasta Felice 新商品の紹介

三重県の厳選した食材で開発したオールインワンパスタ
”Pasta Felice”
の新商品紹介。

津市一志の”西広農園”のトマトソース
東紀州産甲イカ(墨イカ)のイカ墨ソース
松阪牛の”牛スジ肉”のラグーソース
の3種類。
”Pasta Felice”とお水を小鍋に入れ、
蓋をして10分くらい煮込んだら簡単に

本格パスタが出来る”オールインワンパスタ”です。
詳しくはネットショップへ
https://ilvivocappa.stores.jp/

沢山のご支援、本当にありがとうございました

クラウドファンディング終了しました!!

11/15の23:59で il Vivoのクラウドファンディングが終了しました。

ご協力くださった皆様、情報をシェア、拡散してくださった皆様励ましの言葉や応援、アドバイスを下さった皆様、本当にありがとうございました。

惜しくも目標額には届きませんでしたが、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

ここから、まずは皆様にお送りするリターン作りをして・・というはずだったのですが、入金が12月末になるということで、出来ることから細々と進めていこうと思います。
(クリスマスチキンにご支援いただいた方には、チャンと間に合うようにお贈りしますので、楽しみにお待ちください)

まずは、皆様に終了のご報告と、お礼をお伝えします。

本当にありがとうございました!!

新商品”Pasta Felice”の クラウドファンディングがスタート

宣言も全国的に解除される方向で進んでおりますが、すぐに改善される訳でもないので、まだまだ厳しい状況が続くと思われます。


そんな中、多くの方に興味を持っていただいております当店の新商品

”Pasta Felice”

のクラウドファンディングが始まりました。


少量のお水と小鍋一つで出来る無添加のインスタントパスタです。
10分くらいで湯切り不要。

お湯を沸かして具材を投入
10分くらい中火でコトコト
程よい硬さと水分になったら味を整える
お皿に盛り付けたら出来上がり

アウトドアや緊急時などに大活躍間違いなしのパスタです。


ご支援して下さった方には、お気持ち程度ですが、当店から美味しいリターンも数種類ご用意しております。


皆さんもまだまだ大変な状況だとは思いますので、無理のない範囲でのご支援を是非お願いいたします。詳しくはこちら↓↓↓


https://camp-fire.jp/projects/view/488333

2020年 クリスマス用ローストチキン予約開始!!

色々大変なことが続いた2020年ですが、クリスマスまで秒読みが始まりましたね。

go to キャンペーンなども始まっていますが、今年のクリスマスや忘年会は自宅や会社で仲間内とやりたいと思っている人達も多いかと思います。

そんな方には当店の

Pollo arrosto per Natare

(クリスマス用ローストチキン)

は如何でしょうか?

通年、配達の出来るご近所さんや友人、出店先のイベント会場に引き取りに来れる常連のお客様にご提供していましたが、今年は毎年大変ご好評を頂いていますのと、その時期のイベントが中止になってしまったので、ネットで予約販売する事になりました。

ご家庭のオーブンでも調理できるように、チョット小ぶりな国産の丸鶏にお米やハーブを詰め込んだ、パーティー使用のローストチキンです。

薪窯で焼き上げた鶏肉は香ばしくジューシー、中に詰め込んだお米にはローストチキンの肉汁がしみ込んで美味しさを逃しません!!

当店のPizza用薪窯で焼き上げた丸鶏は、真空パックされて冷凍で発送されます。

ご自宅では解凍後、電子レンジやオーブン、湯煎などで温めるだけでレストランで食べられる様な本格的なローストチキンが手軽に楽しめます(ご家庭での詳しい調理法は後述)。

ご家族や仲間、ご友人達とのクリスマスパーティーや、気の利いた職場での忘年会など、パーティーや宴会を盛り上げるには最適なアイテムです。

是非、2020年最後の宴に、当店のローストチキンをご利用ください。

当店(イタリア料理 il Vivo)のネットショップにて予約販売受付中。

ご家庭での温め方や食べ方は、随時アップしていきますので、少々お待ちください。

基本のトマトソースの作り方

イタリア料理の基本中の基本とも言える

トマトソース

です。

当店のトマトソース。ネットショップでご購入できます。

パスタ料理以外にも、お肉料理やお魚料理のソースとしてもよく登場します。

そのトマトソースですが、イタリア料理での歴史は意外と浅く、大航海時代にヨーロッパ人が南米大陸へ渡った時にトマトが発見されたと聞きます。

しかも、当初は観賞用として、ヨーロッパの貴族達が愛でていたとか…

そんなトマトをイタリアの南部、ナポリの人達が我慢出来ずに食べ出したのが始まりだそうです。

流石、食に貪欲なイタリア人ですね。

さて、当店で使うトマトですが、最初、ネットや業者を使って

国産のオーガニックトマトホール

を一生懸命探していたのですが、基本的には国産のトマトホールでさえも珍しいご時世で、ましてやオーガニックとなると皆無に等しかったです。

一応、愛知県の業者がオーガニックの国産トマトホールを扱っているのを見つけたんですが、べらぼうに高く、当店では手が出ませんでした。

殆ど諦めていたのですが、三重県内のとあるオーガニック系のマーケットで知り合った友人がトマトホールをしれっと売っているではないですか‼︎

“土の香市場 はらぺこあおむし”   三重県伊賀名張地区では有名なオーガニック食品店です。

彼は普段

土の香工房

として、三重県名張市にありますオーガニックショップ

はらぺこあおむし

などで醤油や味噌、麹などを扱っているので、全くのノーマークでした。

聞けば、伊賀地区で有機無農薬栽培されているトマトを瓶詰めしているとの事。

しかも、1800ccの業務用の大瓶も対応してくれて…まさに至れり尽くせり。

東京でやっていた時から探していたトマトが、こんなに身近な所に有るなんて、持つべき物は友人ですね。

普通に売られているイタリアのトマトホールに比べると、若干高いですが、それでも全然良心的なお値段ですので、是非皆さんにお届けしたいと思い商品化しました。

ご興味のある方は、当店のネットショップサイトからご購入くださいね。

当店のネットショップにて購入できます。

〜材料〜

トマトホール3600cc
たまねぎ3〜5個
人参2、3本
セロリ1、2本
オリーブオイル適量
適量
ロリエ2、3枚
香味野菜は大きさがマチマチなので、その時ご用意できた野菜で調節してください
 

1 イタリア料理の定番、香味野菜です。玉ねぎ、人参、セロリ。後で濾すので、セロリは葉っぱごといきます。

2 乱切りにします。細かい事は言いませんが、だいたい同じ大きさくらいに。

3 オリーブオイルで炒めます。野菜炒めの油より大分多めのオイルで炒めます。オリーブオイルは出来ればEXバージンオイルを使ってくださいね。

4 弱火から中火くらいで、じっくりと炒めていきます。全体にしんなりとしてきて、野菜の角がほんのり色付くくらいがベストです。

5 伊賀産のオーガニックトマトホールです。イタリアのような赤系のトマトではなく、いわゆる日本のピンク系のトマトなので、若干淡い色です。

6 4の鍋に投入して煮込んでいきます。しっかりとしたホールではないので、そのまま投入して大丈夫です。

7 煮込んでいきます。鍋の縁についた干上がったトマトソースも大事な旨味なので、その都度こそいで煮溶かしていきます。

8 ある程度煮詰まって香味野菜も柔らかくなったら、野菜濾し器(ムーラン)で漉します。ムーランは日本では、まず見かけませんが、イタリアでは各家庭にある、ポピュラーな道具です。

9 ハンドルをくるくると回すと柔らかい果肉の部分や水分は網目から下の鍋に漉されていき、種や皮、繊維などは網目の上に残ります。カスはその都度捨てます。

10 濾したトマトソースを更に煮込んでいき、塩で味を整えます。料理の決め手になる塩はケチらないで良い物を使いましょう。


トマトソースの様に煮込み系の料理はいっぱい作った方が美味しいので、食べ切れなかった分は煮沸した瓶に詰めるか、タッパーやジプロックなどで冷凍しておくと長持ちします。

瓶詰めでも冷蔵庫に入れておけば、1〜2週間は平気だから、便利ですよ。

実際パスタで食べる場合は、私のブログを是非一読して、美味しくいただいてくださいね。

シェフのつぶやき 家庭で美味しいパスタを作る6つのコツ

イタリア料理 il Vivo のオーガニックトマトのソース

基本のミートソースの作り方

先日、当店自慢のミートソース

沢田極豚のミートソース

を仕込む時に、写真を撮りながら作りましたので、画像と合わせて作りかたを解説します。

〜材料〜

豚肉(粗挽き)2kg
玉ねぎ1kgくらい
人参500gくらい
セロリ500gくらい
トマト缶(イタリア産)1号缶(2600g)
赤ワイン500cc
ローズマリー3〜4本
小麦粉少々
塩、胡椒適量
奥伊勢野菜今回は大根とキャベツ)適量
いっぺんに、こんなに作らなくても良いですが、煮込み料理はいっぱい作った方が美味しいですね!!

1、いわゆる香味野菜。

玉ねぎ、にんじん、セロリ

イタリア料理の基本のです。

2、フードプロセッサーに掛けやすいように小さめにカットします。

3、みじん切りにします。

人によっては、フードプロセッサーを使うのを嫌う人がいますが(水が出るとか言って)、私は便利だから使います。ペーストにならないように気を付けて。あくまでもみじん切りです。

4、大きめな鍋にオリーブオイルとロリエを入れて弱火にかけます。

ロリエの香りは油溶性なので、オイルと一緒に最初に投入します。

5、ロリエの香りが立ってきたら、みじん切りにした香味野菜を投入します。ロリエは焦がさないように。

中火くらいに火を加減して、じっくりと水分を飛ばしていきます。

6、こんな感じで、鍋底の水分が無くなってきたらOKです。フランス料理とかでは、飴色になるまでとか言いますが、そこまでやらなくても十分です。野菜の甘みが出ます。

7、更に、細かく切った旬のお野菜、今回は紫大根と春キャベツを入れました。

これは入れても入れなくてもお好みで。季節の野菜を一緒に煮込む事で、より複雑で濃厚なオリジナルミートソースになります。相性もあると思いますので、ぜひお試しを!!

9、三重県松阪市、明和町近辺で飼育されている銘柄豚

沢田極豚

のミンチです。お肉感を増すために当店では粗挽きを使っています。

10、フライパンで炒めていきます。さすがに当店でも2kgもいっぺんに入らないので、2回に分けて炒めます。画像のフライパンは直径30cmの鉄のフライパンです。ガスコンロは家庭用の2口コンロです。

11、画像のようにパラパラになるように炒めていきます。あまり捏ねると団子のようになってしまうので、ほぐすようにスパテラを切るように使います。

パラパラにほぐれたら、お肉に下味をつけるために塩、胡椒。肉自体に味がないと、ソースにした時にちょっと味気なく感じますよ。

12、下味も付けたら、小麦粉をふるいかけます。ここでも全体に粉が混ざるように、スパテラを切るように混ぜていきます。

小麦粉は、ソースの濃度をつけるルーの役割と、フライパンに出てきた肉汁を閉じ込める役割があります。

13、中火から強火で、お肉に焼き色をつける感じで炒めていきます。小麦粉がフライパンにこびり付きますが、これをこそぎ取る事で旨味と香ばしさが足されますので、画像のように少々焦げ付くくらいの感じで大丈夫です。

14、赤ワインを用意します。当店はイタリア産の赤ワインです。豚肉は白い肉なので、白ワインを合わせると言う人もいますが、やっぱりコクをプラスさせるという意味でも赤ワインの方が良いと思います。

15、少々こびりついてきたら、フライパンに赤ワインを注ぎ込みます。俗に言う”フランベ”ですが、この量のお肉が入っていると火はつかないですね。スパテラで鍋底と縁をこすって、こびりついたお肉や小麦粉をこそぎ落とします。ここが旨味になりますので、ここが大事です。

16、鍋底や縁のこびりつきを綺麗にこそいだらワインごと7番の鍋に加えます。中火から弱火でコトコト煮込んでいきます。

17、全てを鍋に移したフライパンに水(又はブイヨン)を注ぎフライパンに残った旨味をキレイに落として更に鍋に加えます。フライパンに残った旨味は、なるべく全部煮込む鍋に入れましょう。

18、ローズマリーを加えます。後で取り出しやすいようにタコ糸などで縛っておくと良いです。当店は前庭に自生していますので贅沢に使います。最近ではスーパーで普通に売っているので出来れば使ってみて下さい。香りが全然違ってきますよ。ローズマリー以外だったらセージなどが良いです。

19、ここからは焦げ付かないように気を付けながら煮込んでいきます。ここで水分が足りないようでしたらヒタヒタになるようにブイヨン(お水とインスタントのコンソメでも可。水だけでも良いです)を加えて、コトコト画像のように水分が半分くらいになるまで煮込みます。

20、料理って、水分の加減が味の決め手になると思います。余分な水分はできるだけ飛ばして濃縮させる。ジューシーさを求めるところではジューシーに仕上げる。

煮込み料理の場合、野菜やお肉の水分は出来るだけ飛ばして(凝縮されます)、別の旨味(ワインやブイヨン、トマト)を足す事でコクや旨味が倍増します。

画像のトマト缶は、東京のお店の頃から使っているお気に入りのトマトホール。

21、19の鍋に20のトマト缶を加えます。ホールトマトなので、つぶしながら。ミキサーなどを使わないでも手で握りつぶすくらいで大丈夫です。この後もトマトの水分を飛ばすように煮込んでいきますので、トマトは煮崩れていきます(トマト缶によっては硬くて崩れないものもありますが・・・)。

22、弱火でゆっくり、じっくりと煮込んでいきます。トマトを入れると焦げやすいので、気を付けて。

この日は、午後3時くらいから始めて、ここまで煮込んで夜9時くらい。ここまで煮込んだら、一旦火を止めて一晩寝かします。

23、2日目、更に弱火にかけて煮込み続けます。上の画像と比べるとわかると思いますが、半分とは言いませんが、だいぶ煮込んだことが分かりますよね(お鍋の真ん中辺にとろみがあるのが分かりますかね?)。

ここまで煮込んだら、塩、胡椒をして味を決めていきます。ここまでで、まだお肉に味をしただけだと思います。中途半端なところで味をすると、煮込んでいくうちに味が濃くなりすぎてしまいます。

しっかりと水分を飛ばすと、日持ちも良くなります。多めに作った場合は、しっかりと煮込んで、余分な水分を飛ばします(水分が多いと腐りやすいので)。

タッパーなどに入れて、空気に出来るだけ触れないようにして(ソース面にラップをぴったりとくっつけたりして)冷蔵庫で保管して下さい。

もしくは、ジブロックなどに小分けして、平らに伸ばして冷凍しておくと使いやすいです。

あとは、別の日に書いたブログ

シェフのつぶやき 家庭で美味しいパスタを作る6つのコツ

からの記事で美味しく作る方法から、食べる方法まで私がつぶやいていますので、暇な時にでものぞいてみて下さい。

それでできたパスタソースがこちらの!”沢田極豚のミートソース”です。
こちらも是非お試しください。

4、グリル ピザ プレートを使ってみました

何かPizzaを温め直すのに、便利なグッズは無いかと楽天のショッピングモールを彷徨っていたら、このグリルプレートを見つけました。

当店のコンセプトとして、出来れば国産の、日本の職人さんが作っている様なアイテムがあればと思っていたので、まさにドンピシャの製品です。

このグリルプレートは、包丁や金属加工で有名な

新潟県燕三条市

の商品です。

我が家に届いたグリルプレート

キッチンツールに詳しい方なら、聞いたことのある名前だと思いますが、岐阜の関市岩手の南部鉄器などと並ぶ国内でも有数の産地です。

この商品の素晴らしい所は、

プレートごと魚焼きグリルに入ってしまう所。

なので、オーブンの無いご家庭でもお気軽にカリッともっちりPizzaが楽しめます。

ただ、上の画像の様なサイズになっているので、宅配Pizzaやスーパーで売っているpizzaには小さすぎます。

その場合は切り分けて使うと良いのかな?(まだ試していないので、今度やってみますね)

幸い、当店のpizzaにはジャストサイズ!!

ジャスト フィット

なので早速、取り寄せて使ってみました。

もともとメーカーさんは、このプレートで生の生地から焼く事を前提に開発した様です(商品の取説を見ると判ります)。

今回は、当店の冷凍pizzaを温め直すのに使ってみます。

今回はこの2種類、マルゲリータ奥伊勢チキンを焼きました。

なんとなく、生地の底をカリッと焼きたいのでコンロでプレートを炙りました。

プレートの底が熱くなったら、いざ、魚焼きグリルへ!!

我が家のグリルは両面焼き(上下共に最強にしました)なので、そこそこに熱くなったらOKですが、上火だけのグリルでしたら、生地の裏面はしっかり焼いた方が良いかも。

3〜4分でこんな感じ。

上火が強過ぎたのと、チーズが解凍しきれていなかったので、生地の縁が少々焦げ気味。

でも、生地もチーズも良い感じに焼けました。

奥伊勢チキン。具が多い分、少々チーズが溶けるのに時間がかかりました。

しっかり自然解凍することをオススメします。

この日の夕飯にこのPizzaを出したところ、普段薪窯のpizzaを食べ慣れている我が家の子供達も、

「縁が焦げているけど、美味しいじゃん」

と満足げに食べていました。

今のご時世、だいたいオーブン(オーブンレンジ)やオーブントースターなどは家庭にありそうですが、余熱があまり入らなかったり、一気に高温に出来たりするので、このプレートは結構使い勝手が良いかも。

当店のマルゲリータ

今回、いろいろなグッズを見て回りましたが、コストパフォーマンス的にもお安いですし、機能的にも普通にフライパンとしても使えるし、魚焼きグリルで他のものを焼いたり(グラタンなど)出来るので、お料理の幅が広がると思いますよ。

当店のご当地Pizzzaを是非!!

冷凍Pizzaを美味しく焼く方法

イタリア料理 il Vivo ネットショップへ

当店もネットで冷凍Pizza を販売するに当たって、現在どんなpizzaが出回っているのかをチェックしました。

ネット上に出てくるのは、結構本格的に作っているpizza屋さんの物だったり、イタリアンレストランの物だったり…

そのお店の中でも、当店の様に地元の食材を活かしているpizzaやイタリアから本価格的な材料を輸入して作っている物、薪窯で焼いている物など、様々です。

スーパーに行くと、大手メーカーの作るチルド品のpizzaが安い値段で売られています。

この辺の物とは価格競争出来ないので、オリジナルの付加価値を付けて勝負です。

後、スーパーに併設してあるパン屋さんもpizzaを焼いている所が多いですね。

更に、家庭でのpizza食に勢いをつけたのはやっぱり

宅配pizza

ですね。

少々お高いですが、焼き立てを配達してくれるので、それはそれで付加価値が高いですよね。

(因みに、ウチの様な田舎には、配達圏内に宅配pizza屋さんがないので、選択肢に無いですが…)

ところで、薪窯でpizzaを焼いて販売している私には、一つ、心配があります。

皆さん、どうやって温め直して召し上がっているのだろうか?

美味しく頂けているのだろうか?

と…

そこで、当店のpizzaを含め、家庭で美味しくpizzaを温める方法と、道具を紹介しようかと思います。

  1. オーブンがあれば一番ですね。
  2. オーブントースターはお手軽です。
  3. フライパンでも温め直せる様です。
  4. グリル ピザ プレートを使ってみました
  5. 本格的石窯オーブンPizzeriaを使ってみました

新しいグッズや方法などを見つけましたら、その都度あげていきたいと思いますので、お楽しみに。

当店の美味しいPizzaをどうぞ!!