3 ソースは多種多様。日本人が知らない美味しい技法

パスタ料理と言うとどんな味が想像できますか?

パスタ屋さんに行くと、ざっくりと

トマト系

オイル系(ペペロンチーノ系)

ミートソース系

シーフード系

クリーム系

くらいに分かれますかね?

イタリア人は、食に関してはとても保守的なので、カレー味や、和風ソースなどは好まないです。なので、ここではそれらは省きます。

(現に、私もそれらのソースは作ってこなかったので)

トマト系

料理以外の事でも言えるのですが、イタリアではその地方の特色が濃く出ます。(おらが町が一番!の人達が多いです)

今ではイタリア全土で食べられています トマト系パスタ ですが、基本的には南イタリアで好んで食べられています。

(そもそも、南米から送られてきた観賞用だったトマトを食べだしたのはナポリの人だったようです。)

古典的には

ポモドーロ(トマトソース)

アマトリチャーナ(タマネギとベーコン。おそらく、ナポリタンの原型になった物だと思われます)

プッタネスカ(娼婦風)

ボスカイオーラ(木こり風)

アッラビアータ(怒りん坊)

辺りが日本でも知られているトマト系パスタですかね?

個々の説明をしていると長くなるので、それはまた別の機会に呟きます。

トマトソースも作り方は千差万別で、シェフの数だけ作り方があると言っても過言ではないでしょう。

(個人的には、フィレンツェで一緒に働いていた Nabil が賄いで作ってくれたトマトソースが美味しかった)

旬のお野菜やお好きな具材(ベーコンなどのお肉系や、シーフード)をトマトソースと和えたら、簡単にオリジナルのトマト系パスタになりますが

ベースとなるトマトソースの作り方は下のリンクから飛んで下さい。

基本のトマトソースの作り方

今回はフレッシュトマトで作れる簡単なトマト系パスタを紹介します。

よく熟した生トマトを用意します。大きいトマトの方が安くて楽ですが、プチトマトの方が味が濃く、当たり外れが少ないです。

切ります。大きいトマトなら8〜12くらいにザクザクと。プチトマトなら半分に。

鍋にオリーブ油とニンニク、好みで唐辛子を入れ、弱火〜中火にかけます。

(オイルはエクストラバージンをお薦めします。料理書によっては、エクストラバージンは火にかけないとか言いますが、間違いなく美味しいオイルで作った方が最終的に美味しくなります。イタリア料理ではオイルをケチってはいけないです)


ニンニクが軽く色付いてきたら、火を止めてトマトを入れます。軽く塩(塩も美味しい物を使いましょう)とあればパセリのみじん切りやバジルを加えて、サッと混ぜておきます。

以上。後はパスタが茹で上がるのを待ちます。

これだけなのでパスタを茹で始めてからでも十分に間に合います(茹で時間にもよりますが、5分在れば大丈夫でしょう)

茹で上がったら、ザルに開けても良いですが、すぐにソースの鍋に移します。今回はトマトの水分で足りると思いますが、水分が足りない時に茹で汁を入れたいので、別に取り置きしておくと良いです。


軽く火にかけながら(別の機会でも述べますが、強火で炒めないように)混ぜ合わせて、仕上げに粉チーズとエクストラバージンオイル(味見して塩も)を加えて良く混ぜて完成です。

(粉チーズも出来ればイタリアのパルミジャーノやグラノパダーノがお薦め。お好きな方は良いですが、よくある緑の筒のやつなどは匂いが強すぎて、私は好きません)

当店では下記の北海道白糠酪恵舎のモンヴィーゾチーズを使っています。国産では珍しいハード系チーズ。香りもコクも申し分無し‼︎


細かい技法やコツなどは後ほど述べますが、簡単そうでしょ。材料もそんなに無いし。

普通のトマトソースとは違って、トマトのフレッシュ感を感じれる夏向きのパスタです。

次はオイル系(ペペロンチーノ系)パスタについてです。

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